ホスピタリティとサービス精神

2012年12月24日

 

サービスという考えについて。

東京ディズニーランドでの話です。

感動しましたので。以下に掲載させていただきました。

 

「サイン帳の落とし物はないですか??」

インフォメーションセンターに
ひとりのお父さんが元気なく入ってきました。

落としたサイン帳の中身を聴くと、
息子さんがミッキーやミニーに一生懸命に集めた
サインがあともう少しでサイン帳一杯になるところだったそうです

でも、残念ながらインフォメーションセンターには、
サイン帳は届けられていませんでした。・・・・・

キャストはサイン帳の特徴を詳しく聴いて、
あちこちのキャストに連絡を取ってみました。

しかし、見かけたキャストは誰一人としていませんでした。

「お客様、申し訳ございません。
 まだ見つからないようです。
 お客様はいつまで滞在されていますか??」

と伺ったところ、お父さんが言うには、
2日後のお昼には帰らなければならないとのこと。・・・・・・

「手分けして探しますので、2日後、お帰りになる前に
もう一度インフォメーションセンターに立ち寄っていただけますか??」

と笑顔で声をかけたそうです。

そして、お父さんが帰られた後も、
細かな部署に電話をかけて聴いてみたり、
自分の足で探しにも行ったそうです。

ところが、どうしても見つけ出すことができず、
約束の2日後を迎えてしまいました。

「見つけることができませんでした。申し訳ございません」

「代わりにこちらのサイン帳をお持ちください」

それは、その落としたサイン帳と全く同じサイン帳を
自分で買って、いろんな部署を回って、全てのキャラクターの
サインを書いてもらったものを手渡したんです。

お父さんがビックリして、喜ばれたのは言うまでもありません。

後日、ディズニーランドにこのお父さんから、一通のお手紙が届きました。

先日は「サイン帳」の件、ありがとうございました。

実は連れていた息子は脳腫瘍で、
「いつ死んでしまうか分からない」…そんな状態のときでした。

息子は物心ついたときから、テレビを見ては、

「パパ、ディズニーランドに連れて行ってね」
「ディズニーランドに行こうね」

と毎日のように言っていました。

「もしかしたら、約束を果たせないかもしれない」
…そんなときでした。

「どうしても息子をディズニーランドに連れていってあげたい」
と思い、命があと数日で終わってしまうかもしれないときに、
無理を承知で、息子をディズニーランドへ連れて行きました。

その息子が夢にまで見ていた
大切な「サイン帳」を落としてしまったのです。

あのご用意いただいたサイン帳を息子に渡すと、
「パパ、あったんだね!パパ、ありがとう!」
と言って大喜びしました。

そう言いながら息子は数日前に、息を引き取りました。

死ぬ直前まで息子はそのサイン帳を眺めては、

「パパ、ディズニーランド楽しかったね!ありがとう!
 また行こうね」

と言いながら、サイン帳を胸に抱えたまま、
永遠の眠りにつきました。

もし、あなたがあの時、
あのサイン帳を用意してくださらなかったら、
息子はこんなにも安らかな眠りにつけなかったと思います。

私は息子は「ディズニーランドの星」になったと思っています。

あなたのおかげです。
本当にありがとうございました。

手紙を読んだキャストは、その場で泣き崩れたそうです。

もちろん、その男の子が亡くなった悲しみもあったと思いますが、


「あの時に精一杯のことをしておいて、本当に良かった」


という安堵の涙だったと思うんです。


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